圧倒的に使う「~と」の言い方(韓国語)

ドラマで学ぶ韓国語

「〜と」という表現として最も一般的と言われるのは「~하고」ではないでしょうか

その他にも主に書き言葉で使われるものとして「~와/과」を習うかと思います

ですが会話で一番使われるのに一番習わない表現があるので今回はそれを勉強したいと思います

ちなみにですが、今回の表現はあくまで口語、会話で使うものなので、テストや作文などで使用するのは避けたほうがいいでしょう。 

最後にドラマで実際に使われているシーンもあるので、ぜひ最後まで見てみてください

早速ですがこちらがその表現になります

「名詞+랑」もしくは「名詞+이랑」です

名詞が母音で終わる場合、つまり받침なしで終わる場合は「〜랑」

名詞が받침で終わる場合は「〜이랑」がつきます

「너랑 나」

「お前と俺」
「너」は1文字で받침もないので「랑」だけが付きます

日本語は一人称と二人称の言い方が多いので「너」、「나」をどう訳すかというのは難しいですが、立場的に自分と同等かそれ以下の人に対して使えます
なので「君と僕」「あなたと私」などにも相当します

「삼겹살이랑 소주」

「サムギョプサルとソジュ」という意味です
「ソジュ」は「焼酎」という漢字の韓国読みです。韓国好きの人たちの間では「ソジュ」といえば韓国の焼酎を指すようになってきたと思います。

「삼겹살」は「살」とㄹ받침で終わっているので「〜이랑」がついて「삼겹살이랑」となります

次に「치킨이랑 맥주」「チキンとビール」
「フライドチキン」のことを韓国語では単に「치킨」とよく言います

「치킨」はㄴ받침で終わっているので「〜이랑」がついて「치킨이랑」となります

2回づつ練習してみましょう

「너랑 나」x 2
「삼겹살이랑 소주」x 2
「치킨이랑 맥주」x 2

短い文章で練習してみましょう

声に出して3回づつ練習してみてください

ドラマで使われてるシーンをみてみましょう

これは「도께비」のワンシーンです。ひとり寂しく不運な誕生日を海で嘆いている은탁(ウンタク)のもとにキム・シンが花を手に現れる場面です。

「줘봐요. 아저씨랑은 안 올려요」と言います

「줘봐요」「ちょうだい」とか「かして」といった表現になります。「かして」と言いましたが、この「かして」は「貸し借り」のことではなく、飲み物の蓋が開かない時などに(自分がやってみるから)ということで「かして」と言うことがあると思いますが、その「かして」です。
つまり「渡してごらん」という意味です。

では次の部分です。
「아저씨랑은 안 어울려요」

「아저씨」「おじさん」
「랑」は今回勉強した部分ですね。「~と」
「은」「~は」
「안~」は動詞や形容詞の前について「~じゃない」という否定の意味です
「어울려요」の原形は「어울리다」「似合う」という意味の動詞です
それに「です/ます」という意味の語尾、「~어요」が付いて縮約された形で「어울려요」となり、「似合います」という意味になります。

否定の「안」があるので「안 어울려요」「似合いません」という意味になります。

通してみると
「아저씨랑은 안 어울려요」
「おじさんには似合いません」
「おじさんには似合わないわ」
というような意味になります

日本語だと「おじさん”には”似合わない」と言うと思うのですが、韓国語では「~とは」にあたる「~랑은」がよく使われます。

「어울리다」の前にくる助詞としては日本語の「~に」にあたる「~에/에게/한테」も使用可能です

「어울리다」は発音が難しいですよね
「어울리다」「어울려요」
否定の「안」が付くと連音化が起こって[아너울려요]となるのでさらに難しくなります。

僕もかなり練習したのを覚えています。

3回練習してみましょう
「아저씨랑은 안 어울려요」

「아저씨랑은 안 어울려요」

「아저씨랑은 안 어울려요」

これは「김비서가 왜 그럴까?(キム秘書はいったい、なぜ)」のワンシーンです。

まず미소(ミソ)が
「저 집에 있는 거 어떻게 아셨어요?」と言いました。
「私が家にいるのをどうやって知ったんですか?」という意味です。

そして次が本題の「랑」の入った영준(ヨンジュン)のセリフです。

「김지아비서랑 통화하는 거 들었어」と言っています

「김지아」は名前で「비서」「秘書」という意味です。

「~랑」がここで出ましたね
「~と」という意味です。

「통화하는 거 들었어」「通話するのを聞いた」という意味です。

なので通してみると
「김지아비서랑 통화하는 거 들었어」
「キム・ヂア秘書と通話してるのを聞いた」という意味です。

日本語では「通話する」というのは会話ではあまり使わない気がしますが韓国語では結構使います。「電話する」の直訳で「전화하다」を使って「김지아비서랑 전화하는 거 들었어」と言っても大丈夫です。

3回練習してみましょう
「김지아비서랑 통화하는 거 들었어」

「김지아비서랑 통화하는 거 들었어」

「김지아비서랑 통화하는 거 들었어」

これは「사내맞선(社内お見合い)」のワンシーンです

민우(ミヌ)が誕生日プレゼントと言ってコンサートのペアチケットを하리(ハリ)にあげるシーンです。

「어렵게 구한 거니까 영서랑 가지 말고 남자랑 가라, 꼭」と言っています。

「어렵게 구한 거니까」「難しく手に入れたんだから」ですがより自然な日本語にするなら「苦労して手に入れたんだから」あたりでしょうか

「영서랑 가지 말고」
「영서(ヨンソ)」は하리(ハリ)の親友の名前です。
そして今回勉強した「~랑」ですね。「~と」
なので「영서랑」「ヨンソと」
「가지 말고」「行かずに」という意味です。
「영서랑 가지 말고」
「ヨンソと行かずに」

「남자랑 가라」「男と行けよ」「男と行くんだぞ」というような意味です。
ここにも「랑」がありますね
「남자랑」「男と」

「꼭」「きっと/必ず」という意味です。ここでは「いいな?/わかったな?」のようなニュアンスに私は感じます

通してみると
「어렵게 구한 거니까 영서랑 가지 말고 남자랑 가라, 꼭」
「苦労して手に入れたんだからヨンソと行かずに男と行くんだぞ、いいな/わかったな?」
という感じです。

「랑」のある後半部分を練習してみましょう

「영서랑 가지 말고」
「남자랑 가라」
「꼭」

「영서랑 가지 말고」
「남자랑 가라」
「꼭」

「영서랑 가지 말고」
「남자랑 가라」
「꼭」

繰り返し動画を見ながらシャドーイングで練習してみてください

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